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March 29, 2006

今月の読書   :: Posted by kazuo::

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今月読んだ本の忘備録でゲス。

「包帯クラブ/天童荒太」
児童虐待をテーマにした大ベストセラー小説「永遠の仔」の著者として知られる「天童荒太」6年振りの新作書き下ろし。『心に傷を負った少年少女が、自分達の大切なものを守る為にと結成した「包帯クラブ」 始まりは仲間内だけの小さな集まりだったが、やがてその活動は大きな波となり・・・』  みたいな感じ。う〜ん、10代位の若者向けなんでしょうなぁ。アタシなんかにゃぁ爽やかに過ぎてピンときませんでした。が、著者が私と同郷という事で八点を差し上げます。ドーゾ。

「流星ワゴン/重松清」
時間潰しにブックファーストを覗きに行ってたら、文庫が面置きしてあったので何となぁく購入。著者の名前は聞いた事があったのですが、実際に作品を読むのは今回が初めてでした。『歯車の狂ってしまった人生に嫌気がさし「もう、死んでもいいかなぁ」と考える37歳の主人公。そんな彼の前に、幽霊の親子が運転するワゴン車が現れ・・・』  誰しも一度は考えた事がある(よね?)「過去に戻って人生をやり直せるならば」という、ディケンズのクリスマス・キャロルを彷彿とさせるストーリーなのですが、「過去に戻る事は出来ても、起ってしまった事実を変える事は出来ない」というルール設定が、絶妙なさじ加減でもって物語に説得力を与えています。2002年度「本の雑誌」年間ベスト1も納得の秀作(なんか偉そうだな、オレ)文体も軽やかでサラッと読めますですよ。

「陰日向に咲く/劇団ひとり」
五つの短編が静かに絡み合いながらやがて迎えるカタストロフィにカタルシスを感じずにはナンタラカタラ・・・。あまりの評判の高さ故、逆に半信半疑だったのですが、いやいやどうして相当に上手いですねぇ!意地の悪い見方をすると「あれ?この話って、あの映画の・・・」とかもあったりするんですけどっ。作家の恩田睦氏が寄せた帯のコメント「ビギナーズラックにしては 上手すぎる。あと二冊は書いてもらわなきゃ」 うまいね、どーも。

「模倣犯/宮部みゆき」
何故に今更!?ってな感じですが、これも前述同様ブックファーストにて衝動買い。文庫版全五巻という結構なボリュームですが、こちらもサラサクッと読めちゃいます。っつうか、あたしゃ常日頃から軽いのばっか読んでるって事ですな。『墨田区大川公園のゴミ箱から若い女性の右腕とハンドバックが発見される。警察の調べにより、バックの持ち主は三ヶ月前に失踪した古川鞠子である事が判明するが、犯人を名乗る男から「右腕は鞠子のものでは無い」との電話がテレビ局にかかり・・・マスメディアを巻き込みながら繰り広げられる未曾有の劇場型連続殺人事件の行方は!!』  日本ミステリー界の寵児と呼ばれる宮部みゆき氏の、最高傑作とまで言われている作品です。勿論の如く面白いです。緩急わきまえたストーリー展開に、ぐうぃんぐうぃん引き込まれちゃいます。で・も・ね、一点だけ、ドーにも醒めてしまうトコロがあるんですよ。それは何かと申しますとですねぇ、この作品に限らず女史の書かれる文章全般に感じる事なのですがぁ・・・なんちゅうか、こう、言い回しや言葉遣いなんかが古臭いというか、昔っぽいというか、そんな感じを受ける事が多々有るのです。(お前が言うなよとか言うなよっ)例えば、時代設定現代の女子高生なのに「〜とはそういったものなのかしらん。」「だから嫌になっちゃうんだわよ」みたいなセリフを喋っちゃったり、雑誌のライターである30代の女性が「待ち合わせの目印に、黄色のセーターを着て行くわ。えぇ、胸にテディー・ベアのアップリケが付いていますから」(ぅおおおっ、待ち合わせたくねぇぇぇっ)とか言ってみたり。う〜ん、ストーリーテラーとして素晴らしいだけに、余計気になっちゃうのかしらん。

んな感じ。で、今読んでいるのは「ダ・ヴィンチ・コード」 新刊時に読むタイミングを逃してしまい、文庫化するのを待っていたら今頃に・・・。映画公開に併せた出版社の商法にまんまと乗せられたカタチです。はい。

March 23, 2006

旨き肉は幸を招くね、クネクネ   :: Posted by kazuo_mobile::



港区の正泰苑にてMYマザーの誕生会を開催。
いんやぁ、旨かった。特に写真の上ロースはヤバウマです。あまりの肉質の良さに思わず生で貪り食っちまいましたぜぃ。因みに、この上ロースは予約しておかないとありつけないらしいので要注意。姉上様の新居(ありえない程の好立地・好条件な羨ましき物件!ありゃぁ、オバケでも出るに違いない。と、僻んでみるのさ、取り敢えず)からも近い様なので、次回は同じくこの近隣にあるという「淡路牛焼肉」の名店を訪れてみようかと思っちょります。

あっ、肉話に夢中になりすぎて忘れるトコだった。
ハッピー・バースデー☆お母ちゃま! 夫婦揃っての100歳越えを祈っております。

March 20, 2006

摩天楼ジプシー   :: Posted by kazuo_mobile::



日本の総人口における誕生月の分布は、驚く事無かれ「3月」が全体の3割近くを占めているのです。正確な数値を調べた事は無いのですが、私のまわりを見渡す限り、そうとしか考えられんのです。異常に多いんです。生まれ過ぎとるのです。逆算するとゴールデンウィークに仕込m...
っつう事で、毎年この月は誕生会ラッシュなのでございます。特に今年は、私的にも大きな意味合いのあるイベントがあったりいたしまして、はい。気合い入れてニューヨークグリル初挑戦とかしてみちゃったりしたりしてですね、えぇ。でもって、昨夜は昨夜で高層階レストラン〜高層階居酒屋の梯子(勿論これも誕生会ね)なぁんだか僕ったら、ちょとしたメトロポリタン摩天楼ジプシーってな感じですね!そうですね。
明日はMYママちゃまのバースデイパーティー☆
港区の某有名焼肉店へ行ってまいります。 ぢゅるる

March 14, 2006

電気用品安全法   :: Posted by kazuo::

先日のエントリーで紹介させて頂きました「電気用品安全法に関する法案」取り敢えずは「価値の認められたヴィンテージ品については対象から除外する」って事になった模様です。(詳細はコチラ)う〜ん、甚だ急場凌ぎな感を拭いきれませんなぁ・・・。

March 10, 2006

小春珍事   :: Posted by kazuo::

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春一番も爽やかに駆け抜け、日々暖かさを増してゆく今日この頃、皆様如何お過ごしでございましょうか?
さて本日は、不肖私めが「JR渋谷駅ハチ公口改札」にて遭遇致しました、アスファルトに咲く大根の様な「小さな春の珍事」についてお話しをさせて頂ければと存じます。
その朝私は、渋谷区某所にございます自身の勤め先へと向かうべく、いつもの様にJR渋谷駅で電車を降りたのでございます。今にして思えば、駅のホームに降り立ったその時から、普段とは微妙に異なる空気を感じていた様な気も致します。しかしながら、出社予定の時刻を30分近くもオーバーしていた私は、若干早足になりながら「ハチ公口改札」へと通じる階段を下りて行ったのであります。階下へ近づくにつれて混雑度を増す人の波にもまれながらも、常日頃見慣れた「改札越しのスクランブル交差点」の風景が眼前に広がった、まさにその時でございました。断りも無く傍若無人な態度で、私の視界に影を落とした怪奇なる群れ。ある者は目深にかぶったキャップに口髭をたくわえ、またある者はスキンヘッドに小さめのサングラスを斜めがけ、その後ろから仲間を押しのける様にしてやって来た男の頭には、丁寧に刈り込まれた幾何学模様が・・・しかし、何よりも私の眼を釘付けにしたものは、その10人を超えようかという巨大な群れの全頭が、申し合わせたかの如く一様に身に纏う「信じがたい程にずり下げられたズボン」に他なりませんでした。上下とも相当に大きなサイズの服(新宿のサカゼンが出元なのでしょうか?)を着ているために、遠目ではそれと判らなかったものの、彼らとの距離が縮まるにつれてその驚愕すべき全容が明らかになってまいりました。
この群れの面々、恐らくはHIP-HOP(若しくはそれに付随するファッション)をこよなく愛するB-BOY(ってのは死語ですか?ですね)だったりするのでしょう。最初は「憧れのアーティストに一歩でも近づきたい」といった動機だったのかも知れません。はたまた、女の子にモテたい一心でストリート系の雑誌なんかを読み漁り、一生懸命情報収集をしたのかも知れません。「ちょっとパンツ下げた方が、ワルそうな感じでイイかな?」そして、それら個々の情報や感性が、同じ趣向の仲間内で切磋琢磨、より洗練され昇華され生み出されたと思しきそのスタイルとは・・・

おぱんつ様マル出しです。
下げに下げられたズボンは、膝上20cmの場所に奇跡的なバランスでキープされています。そして、露になろうとするおぱんつ様を覆い隠すかの様に、これまた膝上20cmの場所で揺れるダボダボの上着。それは、彼らが歩を進める度に、老舗蕎麦屋の暖簾が如き風情でもってちらっちらとそよぎつつ、「御神体」を包み込みし薄布「おぱんつ様」の御姿を、道行く我々に惜しげも無く晒して下さっておるのです。
私の(いやさ、改札口に向かう大半の人々の)視界を占拠する「ちら見せおぱんつ様」の群れ。間もなく、改札機越しに対峙する形になった私と「ちら見せおぱんつ様」の距離が約5m程にまで縮まって来ると、「泥酔して自分の声のボリューム調整がつけられないかの様な大声」で交わされる「ちら見せおぱんつ様」達の会話が、鮮明に聞こえて参りました。
A「マジで帰えぇんのかよぉ?かったるくねぇ?」
B「っせぇってぇ、バイトあんだからしょうがねぇだろぉ」
A「んだよぉ、でも、イベントには顔だせんだろぉ?」
B「ったりまえじゃん、ぜってぇ行くって、ぃぇぁあぉぅ(yeah!)」
A「だよなぁ、ぃぇぁあぉぅ(yeah!)」
C「ぜってぇ来いよ、ぃぇぁあぉぅ(yeah!)」
D「んじゃぁ、直でクラブな、ぃぇぁあぉぅ(yeah!)」
どうやらこの群れは、昨晩からずっと一緒に遊んでいて、そのまま今夜のイベントにもなだれ込もうと計画している様子。しかしながら、群れの一員である「B」だけは、バイトの都合で一旦帰宅を余儀なくされているらしく、仕方無く全員で彼を見送りに来ている。といった感じの様でございます。やがて「B」を除いた他の面々は改札手前で立ち止まり、別れの意を含むと思われる「ぃぇぁあぉぅ(yeah!)」の大合唱を巻き起こし始めました。
群「それじゃぁな、ぃぇぁあぉぅ(yeah!)待ってっからな、ぃぇぁあぉぅ(yeah!)ぃぇぁあぉぅ(yeah!)ぃぇぁあぉぅ(yeah!)ふぉぉぉぉ(hooo!)ぃぇぁあぉぅ(yeah!)ぃぇぁあぉぅ(yeah!)」
アフリカ原住民族がみせる「感謝祭におけるトランス状態」にも似た興奮と喧噪の中、「B」は仲間の群れに一瞥をくれると、改札機の方へ向き直り軽くステップを整えました。(束の間、凛とした静寂なる空気が辺りを支配した様に記憶致しておりますが、定かではございません。)そして、折しも私が「精算機をご利用下さい」のアラートが鳴りはしないか?という微かな不安(1区間分の切符だからあり得ないのですが)を心の片隅で抱えながら、普段通りに切符を改札機へと滑り込ませたまさにその時。「B」は、やおら私の隣に位置する改札機へ向かって地面を蹴り出したのです。
1歩・2歩・・・風をきりながら駆けて来る。 3歩・4歩・・・吹き抜ける風が私の頬を掠める。 5歩・6歩・・・その時彼は確かに「風」になった・・・。
言わずもがな、彼は無賃乗車を遂行せしめる為に改札機の制止板を飛び越えようとしたのでございます。颯爽と改札機を飛び越えた彼の背中には、仲間達の羨望の眼差しと驚嘆のぃぇぁあぉぅ(yeah!)が降り注ぎ・・・が、しかし、そうは問屋が卸しませんでした。正確には「下ろし過ぎたズボン」が卸しませんでした。考えても見て下さいませ、彼のファッション・スタイルは、ほぼ膝に位置する辺りを紐で縛られている様なものなのでございます。人間、脚の自由を奪われた状態で本来の運動能力を発揮させる事など出来よう筈もありません。ズボンの拘束により開く事さえ侭ならぬ両足は見事につま先が揃ったまま制止版に激突。その接触点を中心として、彼の体躯は大きな弧を描きながら、雄々しくおぱんつ様をはためかせながら、冷たいアスファルトへと・・・恐らくは顔面から・・・

私の切符を吸い込んだ改札機の液晶には、勝ち誇った様に「ありがとうございました」の文字が浮かび上がっておりました。それはまるで「なっ、黙って俺の言う事を聞いてりゃぁ良いんだよ。逆らおうなんて気は起こさない方が身の為だぜ」とでも言わんばかりに・・・「私は、試合に勝って勝負に負けたのだなぁ。彼のチャレンジング・スピリッツに乾杯」とひとりごちながらも、やはりズボンは腰で穿くべきものだと再認識するに至った「小さな春の珍事」でございました。


追記
私の斜後方45度でうずくまる彼の口から最初に漏れて来た言葉は「痛っ」でも「糞っ」でもなく「ぃぇぁあぉぅ(yeah!)」でした。

March 04, 2006

西島洋介ざん   :: Posted by kazuo::

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我が家はスカパーに加入していない為、本日遅ればせながらのPRIDE.31観戦。んでもって、久しぶりに涙を堪え切れぬ程の素晴らしい試合を見せて頂きました。いや、試合というか生き様ですね、うん。そりゃぁ格闘技なんつうのは所謂「興行」の世界ですから、本人の意思とは全く関係の無い部分で翻弄されたり利用されたりなんて事は日常茶飯事。勿論「強ければ必ずチャンピョンになれる」なんて単純なモンで無い事は重々承知しておる訳ですが、それにしても彼は不遇な人生を送らされ過ぎたんじゃなかろうか?(自身の力の及ばぬ部分でね)だからと言って、このタイミングでの「PRIDE」という選択が正しかったのかと問われれば甚だ疑問ではあるのだけれど、まぁ、「宇宙パンチ」やら「手裏剣パンチ」なんてモノを演らされていた頃よりは「自分」に正直でいられるのだと思いますが・・・(あっ、でも今回も「忍者跳びヒザで勝ちます」みたいなコメントだったかっ!)
なんちゅうか本中華、今回の彼のファイトスタイルに最大限の讃辞を込めてのエールを送りたい。たとえその戦いの場がPRIDEであろうとも「キック・関節クソ喰らえ」で突き進んで頂きたい。
そして、栄光よ西島洋介の拳とともにあれ。